日本語で説明してしまっては、もったいない。もちろん文法を教える必要もありません。ご両親もぜひDWEを一緒に使って母国語方式を体感しましょう。 Play Along!やDWEを使っているうちに、お子さんは発達段階に応じて、日本語の説明がなくても映像と音声を結びつけて意味を理解するようになり、歌を口ずさむようになります。まずはたくさん教材にふれて、英語の音と、ものごとやできごとを直接結びつける体験を増やしてあげてください。結果的にたくさんの単語を言えるようになったり、いろいろな歌を歌えるようになったりしていきます。
歌詞を言えるということは文章を言えるということで、そのときには、発達に応じた文法がある程度身についています。もちろん間違いはありますが、それは母語習得でも起こることなので、気にすることはありません。英語にふれる環境があれば、成長するにつれて文法の間違いに自分で気づくこともありますし、いずれStep by Stepを使ってDWEレッスンを始めれば、複雑な構文や高度な文法を獲得していきます。
まったく日本語を使わないほうがいいということではなく、日本語で答えてもよいのです。英語は教材に任せて、親は日本語しか使わないと決めてしまうのもひとつの方法ですね。
★母国語方式とは?
母語習得と同じプロセスで、言葉を学習するのではなく習得させようとする方法。言語学や発達心理学と関わる言語習得理論に基づき、子どもの発達に応じた理解できる内容を示しながら、それを表す言葉を音声で聞かせるしくみのことです。 Play Along!とDWEは、赤ちゃんが母語を覚えるときと同じように、0歳からの認知的・身体的発達を考え、それぞれの発達段階の子どもたちに理解できるものごとやできごと、動作、概念などを中心に言葉を提供しています。文法事項を取り出して教えることはありませんが、段階に応じて理解できる文法項目が、歌やお話の中に組み込まれています。